原産地のタイでは、昔から回春・若返り、強壮、長寿の秘薬として伝えられ、中高年以降の人に愛用されてきました。
「植物性エストロゲン誘導体(イソフラボン)」「食物繊維」「シュークロース(ショ糖)」が大部分を占めます。残りの部分には、「ビタミン」「ミネラル」「アルカロイド」 などが僅かずつ含まれますが、微量でその作用、影響はほとんどありません。そのため「プエラリア」は、「イソフラボン」のかたまりと考えてもよいのです。そして、この含有量は大豆が保有するイソフラボンの40倍に値します。つまり、最も効率よく「イソフラボン」を摂取できる唯一の植物なのです。
イソフラボン類については、作用機序がかなり解明されています。イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと構造が似ているために、エストロゲンの代わりに細胞のエストロゲン受容体(レセプター)に直接結合することが可能であり、その結果、エストロゲン様作用を発揮するとされています。そのため、エストロゲンが不足したときは、イソフラボンがエストロゲンの代用を果たしてくれますので、女性ホルモンの不足による諸症状が緩和されることになります。
生体に対しては、プエラリアは女性ホルモンの一種であるエストロゲンと同じ働きをすると考えられており、エストロゲンの働きは、更年期障害に伴う諸症状の改善やコレステロールの低下、血管拡張による血圧降下、骨からのカルシウム流出の防止、バストアップ、肌や髪をつややかにする等多岐にわたっています。植物エストロゲンであるプエラリアも同様の効果が期待できますが、プエラリア成分は、エストロゲンと構造は似ているものの異なり、穏やかな作用が長く続く特長があります。
天然の植物であるプエラリアが有するエストロゲン様作用は「植物性エストロゲン誘導体(イソフラボン)」によってもたらされるため、体への負担も少なく、安全性が高いことが確認されています。しかし、妊娠中や授乳期、ホルモン補充療法を受けている場合及び、避妊ピル使用時、生理中等については、プエラリアのエストロゲン様作用が体に、どのような影響を与えるか十分な臨床データが備わっていません。そのために、慎重を期しまして服用を控えるようお願いしております。また、未成年の10代のお子様の場合、ちょうどこれから女性ホルモンの分泌が始まる時期ですからプエラリアを含む商品の服用は、控えてください。
天然の植物であるプエラリアが有するエストロゲン様作用は「植物性エストロゲン誘導体(イソフラボン)」によってもたらされるため、体への負担も少なく、安全性が高いことが確認されています。ただ、稀に女性の乳房の突起及び疼痛(ずきずきする痛み)や生理サイクルへの影響があることが報告されていますが、服用を中止することにより症状が消失することが確認されています。
「エストロゲン」と「イソフラボン」は成分も違い、結合することも無いので、特に問題は無いと思われますが、相乗効果はあり得ます。大事な体のことですから、念のため、掛かり付けのお医者様にご相談の上、服用してください。
アトピーやアレルギーが悪化することは、先ずありえませんが、特に良くなることもなさそうです。また、何がアレルギーの原因物質になるかは個人によって異なりますので、少しでもアルレギー反応が出る懸念が予想される場合には、服用前に掛り付けのお医者様にご相談の上、服用してください。
「プエラリア」は薬ではなく、食品ですから(100%天然のイモを粉末状にしたもの)なので、問題はありません。