タイ北部やミャンマーの森林地帯に自生する植物。タイの自生地域では、若さと健康を保つ伝承薬として古くから珍重されてきました。大きな塊状の根には、女性ホルモン様作用をもつイソフラボン、ミロエステロール、デオキシミロエステロールなど、植物性エストロゲンを豊富に含みます。ホルモンバランスを整えることで細胞を活性化、老化防止や美肌作用が期待されます。
 
成分名

プエラリア・ミリフィカ根エキス

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アマゾン奥地に自生する蔓性植物で、学名はウンカリア・トメントサ。キャッツクローと呼ばれるのは、葉の付け根に猫の爪のようなトゲがあるため。樹皮や根には様々な薬効成分が含まれ、南米の先住民族の間では2000年以上前から薬草として用いられてきました。特長成分のアルカロイドには抗炎症作用、免疫賦活作用があるとされ、紫外線やストレスによって損傷を受けた肌の修復を促進する作用が期待されます。
成分名

ウンカリアトメントサエキス

 

アフリカ北東部原産の植物で、和名はアメリカネリ。オクラとは英名でアフリカの言葉に由来します。オクラ独特の粘り気の成分である食物繊維のペクチンやガラクタンには、コレステロールを抑える働きがあるとされています。種子から得られるオリゴペプチドには、表情しわの形成を軽減する作用や、フリーラジカルに対する細胞保護作用などが認められており、美容成分のひとつとして化粧品に広く使われています。
成分名

加水分解オクラ種子エキス

 

北海道・渡島半島黒松内を北限とし、日本の温帯域に広く分布する落葉樹の高木です。ブナの幼芽から抽出したエキスには、アミノ酸やタンニン、糖類などを多く含みます。肌をひきしめ炎症を抑える収れん作用や、潤いを保つ保湿作用があるとされます。また、真皮層に働きかけて細胞の活性化を促し、新陳代謝を促す賦活作用も期待されます。
 
成分名

ブナエキス

 

中央ヨーロッパやアメリカ北西部の森林や牧草地に自生するキク科の植物。アルニカには鎮痛・消炎作用があることから、打ち身やねんざ、筋肉痛の外用薬として古くからヨーロッパで用いられてきました。また、アルニカの花から抽出されるエキスには、鎮静・保湿・血行促進作用があるとされるため、化粧水や美容液、マッサージクリームなどに幅広く使われています。
成分名

アルニカ花エキス

 

ヨーロッパやアジアの温帯地域に自生する多年草の植物で、夏には黄色く小さな花を咲かせます。花が開花するのが聖ヨハネの祭日(6月24日)の頃であることから、英名ではセントジョーンズ(聖ヨハネの)ワート(草)と呼ばれています。主な成分は、ヒペリシン、フラボノイド、タンニンなどで、神経を鎮静する作用や、抗菌・抗ウィルス作用、収れん作用などがあるとされます。
成分名

セイヨウオトギリソウエキス

 

ヨーロッパや西アジア、北米などに自生する蔦植物で、日本でも観葉植物のアイビーとして知られています。古代ギリシャでは酒神デュオニソスに奉る聖木であり、常緑であることから不死の象徴ともされてきました。キヅタの葉から抽出されるエキスには、サポニンやフラボノイドが含まれ、抗炎症作用や収れん作用、痩身作用などが期待され、化粧品の他にボディケア製品にも用いられます。
成分名

セイヨウキズタエキス

 

カナダやアメリカ北東部に自生する落葉低木。北アメリカの先住民は樹皮を煎じた液で湿布薬を作り、傷の止血や炎症を抑えるのに用いてきました。後には移民たちの間にも受け継がれ、薬草としてヨーロッパにも広く伝えられました。葉や樹皮から侵出した成分にはタンニンやフラボノイドが含まれ、肌を引き締める収れん作用の他、肌を沈静させる作用が期待され、化粧品の成分として広く用いられます。
成分名

ハマメリスエキス

 

南ヨーロッパや西アジアが原産の落葉性蔦植物で、食用の果実やワインの原料として、世界中で栽培されている植物です。赤ブドウの果実はポリフェノールで有名ですが、実はその葉にも、タンニン、フラボノイド、アントシアニン、カロチン、糖類など優れた成分が数多く含まれています。収れん作用、抗炎症作用、抗酸化作用、血行促進作用が期待され、化粧品の成分としても広く用いられます。
成分名

ブドウ葉エキス

 

バルカン半島や西アジアの山地が原産とされる落葉樹で、日本ではフランス語のマロニエとしてお馴染みの植物。英名ホース・チェスナッツの由来は、馬などの家畜類に咳止めとして実を食べさせたことにあります。主成分でサポニン系の複合体であるエスシンは優れた抗炎症作用をもち、ヨーロッパでは医薬品として用いられる成分。末梢血管への浸透性があり、血行を促進する作用も期待されます。
成分名

マロニエエキス