アンチエイジングの先へ。シンシアルハート医療顧問 岩ア茂浩の部屋へようこそ。シンシアルハートは、美容と健康のコンシェルジュとして、
アンチエイジングをさらに追求していきます。このたび、アンチエイジング医療の専門家である岩アアンチエイジングクリニック院長の岩ア茂浩医師を、医療顧問としてお迎え致しました。超高齢化社会へ向けて、シンシアルハートは真に価値ある商品のご提供に務め、アンチエイジングに関する様々な情報をお届けしてまいります。

  • Vol.1 スペシャルインタビュー

Vol.1 スペシャルインタビュー シンシアルハート医療顧問 岩アアンチエイジングクリニック院長 岩ア茂浩 医師 「人生85年時代」を充実して過ごすためには、
生涯にわたる健康確保が基本的かつ重要な課題である。 (平成20年版 厚生労働白書より)超高齢化社会を目前に控えたいま、“健康確保”を考えるうえで、多くの人が関心を寄せるテーマが、「アンチエイジング」ではないでしょうか?このアンチエイジングに、積極的予防医学として取り組んでいるのが、岩アアンチエイジングクリニック院長の岩ア茂浩医師。10年以上前からいち早くこの分野に着目、もともとの専門分野である外科・整形外科に加え、抗加齢医療の診療をクリニックに取り入れられました。この度、シンシアルハートの医療顧問として、ご活躍いただくこととなった岩ア先生に、注目のアンチエイジング医療についてお話を伺います。

抗加齢医学への道筋となった薬学

─先生は医大の前に薬科大学を卒業されていますね。医師となるうえで、薬学の必要性を感じられたのでしょうか。

私のまわりは歯科を含め医師が多く、いずれ自分もそうなるものと昔から思っていました。ですから最終的には医学部に行くつもりでしたが、受験戦争もありましたし、まず薬大に入らざるを得なかったというのもあります(笑)。そこでは薬理学を研究対象としていましたが、これは生体に対して薬を使うための勉強です。薬理の知識を得てから医学を学ぶことで、薬に対するより深い知識の中から、患者さんに薬を処方できるメリットがありますね。

─医学だけではなく薬理学も学んだことが、患者さんを診察するうえで役立っているのですね。

外科の場合はほとんど関係ないですが、今のように、アンチエイジング医療に携わる場合は意味が出てきます。ある意味、このアンチエイジング医療を始めた動機も、薬理の知識を生かしたいという思いからなのです。

岩アアンチエイジングクリニック院長 岩ア茂浩 医師

たとえば、漢方(生薬)についての知識や処方なども薬学の知識のひとつ。サプリメントやスキンケア製品の開発でも薬学を生かすことができます。院内処方ができるのも利点のひとつですね。つまり、処方箋薬局ではなく、このクリニックで薬を処方・調剤できるということです。特に外用薬がそうですが、クリニック独自の薬をつくることができます。たとえば育毛剤や、ホルモン剤入りの軟膏なども、患者さんにあわせて全部クリニックでつくります。そういう意味でも、薬学の知識は役立っていますね。

アンチエイジング医療の先にあるもの

─先生はいま、アンチエイジング医療をライフワークとされていますが、アンチエイジング医療、つまり抗加齢 医療とはどういったものなのでしょうか?

アンチエイジング医療をライフワークと考えるようになったのは1999年頃からです。たとえば、病気になった人を診察してその病気を治療するのが、これまでの一般的な医療ですね。しかし、抗加齢医療というのは、疾病ではない人がいかにQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)を向上させるかという点に関わる医療なのです。健康長寿を目指す医療であり、病気を持っていない人を対象とするので第三の医学ともいわれます。

─単に寿命を長らえるのではなく、生活の質を落とさず長生きするには、まず身体そのものが健康でなければならないということですね。つまり、病気にならない、健康で若々しい身体を保つための医療ということでしょうか?

あるいは、もっと積極的に、30代、40代の健康状態の良かった身体に引き戻してあげる、そういう考えもあります。老化というのは止めることは出来ないけど、遅らせることはできる。あるいは、少し前の状態まで引き戻すこともできます。私の場合は、アンチエイジング外科とアンチエイジング内科の両面からアプローチして、総体的に抗加齢医療に取り組んでいます。ここでいうアンチエイジング外科とは、美容外科や美容皮膚科的なものも含まれます。たとえば髪の毛を増やす、顔のたるみを引き上げる、ほうれい線を薄くするなど。一方、アンチエイジング内科の場合は、病気にならない身体を作るのが目的。それには適度な運動や食事療法、サプリメントなども必要です。

岩アアンチエイジングクリニック院長 岩ア茂浩 医師

また、最近ではメタボ健診が話題になりましたが、これは、医療費の増大を防ぐため、国が積極的に健康づくりの推進をはじめたということです。その一環がメタボ健診であり、糖尿病などの生活習慣病を防ぐことが主な目的。つまり、早めに健康状態をチェックして、未病という、病気になる前の早い段階でその芽を摘むという目的もあります。ただし、メタボリックシンドロームはあくまで内臓脂肪の問題であって、単に腹囲だけで判断するものではない事をつけ加えておきます。

─国が健康づくりの推進に本腰をいれ、予防医学や抗加齢医学が注目を集める現在、時代と共に医療への取り組み方も変わってきているのでしょうか。

これから超高齢化社会に入るわけですから、それに対してどう取り組むのか、私たちはそういう大きな問題を抱えているわけです。そうした時代に突入した時、悲惨な状態にならないよう、個々で取り組むべきことがあるはず。全てを国にオンブにダッコでは限界がありますから、出来る範囲で健康を自己管理することが大切なのです。

ホルモンとアンチエイジングの関係

─健康、あるいは美容に関する話題として、現在注目を集めているのが女性ホルモンの働きです。雑誌でも 多く取り上げられていますし、女性にとっては気になるキーワードでもあります。このホルモンの働きについて、 先生はどのような考えを持たれていますか?

簡単に語れる話題ではないのですが、たとえば、2002年までは女性ホルモンを使うことは副作用があるとされていた面もあり、使わないようにしようという考えもありました。ところが2005年に大々的な治験が行われ、リスクは少ないという結果が導き出されたのです。それまでは、乳ガンや子宮癌などの罹患率が高くなるといわれていたのですが、子宮癌の罹患率には影響を及ぼさないという発表も出ました。それによって、女性ホルモンの補充療法というのが注目されるようになったのです。ですから、女性ホルモンに対する学会の考えも、2002年のころと2005年以降では全く違っています。

岩アアンチエイジングクリニック院長 岩ア茂浩 医師

女性ホルモンの補充療法といえば、主に更年期障害に用いられてきたわけですが、それ以外に注目されているのがアンチエイジングという目的です。たとえば、骨粗鬆症や脳機能(記憶)の改善、心疾患や結腸癌の罹患率の減少、あるいは皮膚のキメが改善されるなど。以前は主に更年期障害の疾患を治療する目的であったのが、今はアンチエイジングの側面でも使われるようになったということです。また最近では、男性ホルモン補充療法も注目を集めるようになりました。脳機能を改善する、あるいは、筋力やスタミナ増強などの男性機能を回復する目的に用いられます。もちろん、いずれのホルモン補充療法を行う場合も、腫瘍マーカーという血液検査によるチェックは必要不可欠となります。

─アンチエイジングという観点においても、ホルモンが大きく関係しているということですね。

そうです。いま我々の抗加齢医学会では、老化をひとつの病気と捉えはじめているのです。かつて、老化は自然現象だから仕方がないという考えでしたが、今はシワも一種の病気と捉えて治療していこうという発想になっています。

─アンチエイジングというと、これまでは美容というイメージが強かったのですが、そうではなくシワを取るこ とも治療と捉えるようになったということでしょうか?

まずはアンチエイジングに対して、間違った解釈をされている方が多いと思います。アンチエイジング医療というのは、もともと美容ではないんです。健康で長生きするための医学という定義です。あくまで、その中に美容的な手段も含めるということに過ぎません。健康長寿を目指すこと、あるいは30代、40代の頃の心と体へ近づけるための積極的な医療。それがアンチエイジング医療です。

─「アンチエイジング=美容」ではなく、健康で長生きするための積極的な医療であり、その結果が美容にも 繋がるということですね。

外見の面でいえば美容ですね。対して内面でいうと、脳の機能が活性化して記憶力が回復したり、精神的にも気力が向上したり、そういうこともあります。これらは美容とは関係ないですが、やはりアンチエイジングなのです。逆に、外見的に若返ることが、脳機能の活性化など内面的なアンチエイジングに繋がることもあります。いずれにしろ、単に「アンチエイジング=美容」ではない、それだけは理解しておいてください。

岩アアンチエイジングクリニック院長 岩ア茂浩 医師

多くの人に健康で若々しい人生を

─医療従事者のひとりとして、先生が目指すものとは何でしょうか。また、シンシアルハートの医療顧問とし て、今後取り組んでいきたいこととは?

アンチエイジング医療に関して、日本は後進国ではないけれど、先進国でもないというところです。10年前、僕が抗加齢医療に取り組み始めたころは、自己満足で終わってしまうのかな、と考えてしまうほど一般認知が浅かったように思います。ところが、2001年には抗加齢研究会が発足、2年後の2003年には抗加齢医学会となり、時代の流れが変わってきました。超高齢化社会を目前に控え、公的医療保険負担が限界に近づいている今、アンチエイジング医療の必要性はさらに高まるでしょう。ひとりでも多くの人が健康長寿な人生を享受できるよう、アンチエイジング医療の発展に邁進していくつもりです。また、シンシアルハートの医療顧問として、質の高い製品開発のお役に立ちたいと思っています。たとえば、サプリメントの場合などはエビデンスも必要ですし、正しく摂取するための知識も必要といえるでしょう。そういう意味でも医療の専門家として、今後、皆さんのお役に立てると考えています。

岩アアンチエイジングクリニック

岩ア茂浩 (Iwasaki Shigehiro)

1972年東京薬科大学薬学部卒業。1981年東京医科大学医学部卒業。東京医科大学整形外科勤務を経て、岩ア整形外科・外科医院を開設。1999年からアンチエイジング医療に取り組み、2005年に同院を岩アアンチエイジングクリニックと改名。日本抗加齢医学会専門医。日本臨床抗老化医学会専門医。日本臨床皮フ科学会認定医。日本臨床毛髪外科学会認定医。日本体育協会スポーツドクター。日本医師会認定スポーツドクター。労働衛生コンサルタント。

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